こんな方へ

治療を続けても、変わらない

  • 病院や整形外科に通い続けているが、痛みがなかなか改善しない
  • 手術やブロック注射を受けたが、痛みがまだ残っている
  • 「できる治療はやり尽くした」と言われてしまった
  • 薬を飲んでいるが、根本的には何も変わっていない気がする

診断に、納得できない

  • 検査では「大きな異常なし」と言われるが、痛みは確かに続いている
  • 「気のせい」「ストレスでは」と言われ、傷ついた経験がある
  • けがや手術はとっくに終わっているのに、痛みだけが残っている

痛みが、生活と気持ちを奪っていく

  • 痛みへの恐怖や不安が、痛みそのものよりつらくなってきた
  • 家族に申し訳なく、痛みを訴えることをためらっている
  • 痛みのせいで、自信や気力が少しずつ失われてきた
  • 「もうあきらめるしかない」と思い始めている

身体的な異常がある方も、検査で異常がなかった方も、どちらの方にもご利用いただけます。当オフィスは病院の「代わり」ではなく、身体の治療では届かない背景に向き合う場所です。

「異常」と「痛み」は、比例しません

慢性痛を抱える方の状況は、人によって様々です。検査をしても「異常は見当たらない」と言われる方。逆に「異常あり」と言われ、治療を受けても痛みが変わらない方。骨の変形が軽度なのに激しい痛みがある方。逆に、画像上は重度の変形があっても痛みをほとんど感じない方さえいます。

こうした違いは、「異常の大きさ」と「痛みの強さ」が、必ずしも比例しないことを示しています。痛みの強さや慢性化には、組織の損傷だけでなく、痛みの信号を出し続ける神経系の過敏さが大きく関わっているからです。

これを「中枢性感作」と言います。神経系が長期にわたる緊張やストレスによって過敏になり、組織の損傷の程度を超えて痛みの信号を発し続けてしまう状態です。薬や注射、手術は組織や信号そのものに働きかけることはできますが、神経系そのものの過敏さを変えることは難しいとされています。

だから、検査結果がどうであれ、慢性痛はそもそも「組織の損傷の有無」だけでは説明しきれないことが多いのです。つまり、病院が悪いのではなく、慢性痛はそもそも病院が扱う問題の「外側」にあることが多いのです。そこにアプローチするためには、神経系・ストレス・トラウマという別の視点が必要になります。

慢性痛の仕組み

慢性痛は、体のどこかを傷(いた)めていることだけが原因とは限りません。
強いストレスや長く続く緊張、過去のつらい体験などによって、体がずっと「警戒した状態」のままになることがあります。

この状態が続くと神経系が休まらず、痛みを感じる回路が働き続けてしまいます。さらに筋肉の緊張も抜けにくくなり、疲労や痛みを引き起こす物質が体にたまり、実際の痛みが続いてしまうことがあります。

こうして神経系の過緊張と身体の反応が重なり合うことで、痛みが慢性化することがあります。

当オフィスでは身体感覚への働きかけを通して神経系に働きかけながら、痛みの背景にある体の緊張や反応を丁寧に見ていきます。

神経系に直接働きかける、世界基準のアプローチ

当オフィスが用いるSE™(ソマティック・エクスペリエンシング®)とEMDRは、世界中の臨床現場で慢性痛・トラウマへの効果が認められているアプローチです。従来の「話す」カウンセリングとは異なり、身体の感覚を通じて神経系に直接働きかけるため、言葉では届かない深い部分の緊張を少しずつ解いていくことができます。

「通常の治療に反応しない痛みには必ず、蓄積されたストレスとトラウマが原因として存在している」
― ピーター・A・ラヴィーン博士(SE開発者)

当オフィスのセラピスト・志村秀実は、作業療法士・公認心理師・臨床心理士として約20年・延べ2万人以上のリハビリに携わってきました。さらにSE™の正式資格(SEP™)とEMDRトレーニングを修了し、ラヴィーン博士の著書『痛みからの解放』(春秋社・2025年)の日本語訳も担った、国内でも希少な専門家です。

当オフィスのアプローチ

(1) カウンセリング

現在の痛みの状態やお困りの状況とあわせて、痛みの経緯をお聞きしながら、あなたが痛みとどう関わってきたかを一緒に整理していきます。

(2) ソマティック・トラウマセラピー(SE・EMDR)

身体に蓄積されたストレスやトラウマの記憶は、神経系や脳の緊張として残り続けることがあります。身体感覚を通じて神経系や脳に働きかけ、その緊張を少しずつ解いていくアプローチです。

(3) リハビリエクササイズ

慢性痛によって制限された身体の動きに、身体感覚を大切にしながら丁寧に働きかけます。「頑張る」ためのエクササイズではなく、身体の声を聴きながら進めるリハビリです。

(4) 慢性痛の心理教育

痛みがなぜ続くのか、神経系とトラウマがどう関わっているのかを、わかりやすくお伝えします。自分の痛みの背景を理解することが、回復の大切な一歩になることがあります。

(5) マインドフルネス

今この瞬間の身体の感覚に静かに気づく練習です。痛みに対する不安や恐怖から少し距離を置き、痛みとの関係を少しずつ変えていくことを目指します。

当オフィスのアプローチ

カウンセリング・ソマティック・エクスペリエンシング(SE)・EMDR・リハビリエクササイズ・マインドフルネスを組み合わせた、ソマティック・トラウマインフォームド・ペインマネジメント(STiP)というアプローチをとっています。お一人おひとりの状況に合わせて、丁寧に進めていきます。

身体が覚えている緊張を、身体から解放する――SE™

動物は危険から逃げた後、身体をぶるぶると震わせてストレス反応を「放電」します。ところが人間は、その放電を理性で抑えてしまうことがあります。

この抑えられた緊張が神経系に蓄積し続けると、慢性的な痛み・疲労・過覚醒・感情の麻痺として現れてくることがあります。SEでは身体感覚に静かに意識を向けることで、この「完了されなかった緊張」を少しずつ安全に解放していきます。

(1)今、身体に何を感じているかに気づく
胸の重さ、肩の硬さ、呼吸の浅さ―― 普段は無視している身体のサインに、ゆっくり意識を向けます。

(2)緊張と安心を少しずつ行き来する
つらい感覚に一気に向き合うのではなく、安全なペースで少しずつ近づいては戻る、を繰り返します。

(3)神経系が「解放」するのを待つ
震え・深呼吸・温かさの広がりなど、身体が自然に緊張を手放すサインに気づいていきます。

SEはトラウマ体験を「言葉で話す」ことを必須としません。言葉にできない、あるいは言葉にしたくない体験であっても、身体を通じてアプローチできるのがSEの特徴です。

脳が「処理しきれなかった記憶」を整理する――EMDR

過去の事故・手術・長期にわたるストレスの記憶は、脳の中で「処理されないまま」凍りついていることがあります。その記憶が、痛みや身体反応として今も繰り返し現れている場合があります。

EMDRでは、目の動き(または音・タッピング)を使いながら記憶に意識を向けることで、脳本来の情報処理機能を活性化させます。繰り返し行うことで、記憶が「過去の出来事」として整理され、身体への影響が和らいでいきます。

推奨機関
WHO(世界保健機関)

対象
トラウマ・慢性痛・PTSD

特徴
詳細を話さなくてよい

こんな変化を感じた方がいます

個人差はありますが、このような変化を感じ始める方が多くいます。

「3回目のセッションで、はじめて肩の力が抜けた感覚がありました。痛みが消えたわけではないのに、なぜか怖くなくなっていた」30代・女性慢性腰痛

「病院で『気のせい』と言われ続けてきた。ここではじめて、ちゃんとした理由があると知れた。それだけで半分楽になった気がします」40代・男性頸部痛・疲労感

「事故から3年、痛みより”また痛くなるかも”という恐怖が一番つらかった。身体の感覚に向き合ううちに、その恐怖が薄れてきました」50代・女性交通事故後遺症

※ 個人の感想です。効果・変化には個人差があります。

痛みからの解放―――翻訳者として

ピーター・A・ラヴィーン博士・マギー・フィリップス著/志村秀実 訳
春秋社・2025年11月刊行 3,080円

ラヴィーン博士は、ソマティック・エクスペリエンシング(SE)の開発者であり、80年以上にわたる臨床の歴史から、こう述べています。

「通常の治療に反応しない痛みには必ず、蓄積されたストレスとトラウマが原因として存在している」

慢性痛がなぜ続くのか。神経系とトラウマがどう関わっているのか。そしてどう回復の方向へ向かえるのか。その理解を深めたい方に、ぜひ手に取っていただけたら思います。

この本を翻訳したことで、当オフィスのアプローチの理論的な基盤がさらに深まりました。

→ 春秋社書籍ページ https://www.shunjusha.co.jp/book/b10149668.html

セラピストについて

作業療法士として臨床を重ねる中で、
どうしても支援の届かない痛みがあることに気づきました。
その壁が、私を心理大学院へ、そして神経系とトラウマの世界へ導きました。

精神科・内科が併設された病院等で約20年、
延べ2万人以上の患者さんのリハビリに携わってきました。
その中で、検査では見えない痛みを抱える方々と多く出会い、
既存のアプローチでは届かない領域があることを痛感しました。

心理大学院に進学し、カウンセリングの専門資格を取得。
さらにソマティック・エクスペリエンシング(SE)・EMDRを学び、
神経系とトラウマの視点を臨床に取り入れてきました。

私自身も、病院勤務時代にぎっくり腰・頚椎症・尿管結石を
繰り返し経験しました。
痛みの中で何を感じるか、どう向き合うか。
自分の身体で学んできたことが、
今の臨床に生きていると感じています。

ピーター・ラヴィーン博士の『痛みからの解放』(春秋社・2025年)
を翻訳したことで、神経系とトラウマへの理解がさらに深まりました。
慢性痛を抱える方々に、この視点が届いてほしいと思っています。

―――
志村秀実
作業療法士(国家資格)/公認心理師(国家資格)/臨床心理士(専門資格)
ソマティック・エクスペリエンシング®・プラクティショナー(SEP™)/EMDRトレーニング終了

よくあるご質問

Q
必ず良くなりますか?
A

結果をお約束することはできません。慢性痛・トラウマ関連の症状は個人差が大きく、改善を保証することは科学的に適切ではありません。ただし、神経系とトラウマへの丁寧なアプローチを通じて、多くの方が痛みとの関係に変化を感じています。まずは一緒に状況を見ていきたいと思っています。

Q
病院で「異常あり」と言われましたが、利用できますか?
A

もちろんご利用いただけます。異常の有無にかかわらず、痛みの強さや慢性化には神経系の状態が関わっていることが多いためです。現在治療中の方も、主治医の同意書があればご相談いただけます。

Q
何回のセッションが必要ですか?
A

個人差が大きく、正直なところわかりません。まずは6回(約3ヶ月)を目安に、現状の整理から身体感覚への気づき、変化の実感まで段階を踏みながら進めていきます。詳しい流れはセッション・料金ページでもご紹介しています。

Q
効果が出るまでにどのくらいかかりますか?
A

個人差がありますが、3回〜4回目から変化を感じ始める方が多いです。ただし、症状の経緯や背景によって大きく異なります。

Q
オンラインでも受けられますか?
A

はい。ZOOMによるオンラインセッションも対応しています。全国どこからでもご利用いただけます。

Q
他の治療と並行できますか?
A

可能です。ただし、他のクリニックや病院など医療機関で治療を受けている場合は、主治医の同意書が必要になります。事前にご確認のうえお申し込みください。

Q
整体や自律神経ケアとは何が違いますか?
A

整体や自律神経ケアは身体を「整える」ことを目的としていますが、当オフィスは神経系が乱れ続ける根本の理由——長年のストレスやトラウマ——に、SE・EMDRという国際標準のアプローチで向き合います。施術者が整えるのではなく、ご自身の神経系が回復する力を引き出していきます。

Q
予約はどのようにすればよいですか?
A

完全予約制です。4ご予約・お問合せページの予約ボタンからお申し込みください。

Q
キャンセルポリシーを教えてください。
A

ご予約日の3日前までのキャンセルは無料です。3日前を過ぎてからのキャンセル・変更、および当日のキャンセル・無断キャンセルは料金の100%を申し受けます。

Q
駐車場はありますか?
A

近隣のコインパーキングをご利用ください。

Q
付添がいても大丈夫ですか?
A

ご本人が本音を言える相手であれば同室での参加も可能です。

Q
服装の指定はありますか?
A

動きやすい服装でお越しください。セッション中に軽く身体を動かす場面があるため、パンツスタイルなど、座ったり姿勢を変えたりしやすい服装がおすすめです。

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ピーター・ラヴィーン博士について

医学生物物理学と心理学の両分野において博士号をもち、身体意識的アプローチでトラウマを治療するソマティック・エクスペリエンシング®(SE™)の開発者。スペースシャトル開発計画時にはNASAのストレス・コンサルタントを勤めた。2010年には米国身体心理療法学会から功労賞生涯業績賞を贈られた。また、ライス・デイヴィス小児研究所からも小児の精神医学に関する業績を認められている。
主な著書(日本語訳)
『痛みからの解放』(春秋社・2025年/志村秀実 訳)
『トラウマと記憶』(春秋社/花丘ちぐさ 訳)
『ソマティック・エクスペリエンシング入門』(春秋社/花丘ちぐさ 訳)

ソマティック・エクスペリエンシングについて詳しくは:→ SE™ Japan(日本語)